障害年金の再申請に関するQ&A

文責:社会保険労務士 大原啓介

最終更新日:2022年02月28日

障害年金の再申請に関するQ&A

Q障害年金は再申請できるのでしょうか?

A

1 障害年金の申請が不支給となった場合

 障害年金の申請をしたが不支給となってしまった場合、不支給の決定に納得がいかない場合は審査請求をすることができ、審査請求が退けられた場合には再審査請求を行うことができます。

 審査請求と再審査請求は、提出した書類の内容からすると障害年金が支給されるべきだとして、不支給の判断の変更を求めるものです。

 これに対して、提出した書類の内容からすると不支給という判断になってもやむを得ないと考える場合は、再度障害年金の申請をすることも可能です。

 

2 再申請のポイント

 障害の状態が軽いとして不支給となった場合には、前回に請求をした時よりも障害の程度が重くなったタイミングで再申請を行うことが考えられます。

 障害の状態がより伝わるような補足資料を用意することも考えられます。

 初診日が特定できないとして不支給となった場合には、初診日を証明できる資料を探したり、初診日の時期の事情を証言してくれる人を探したりして再申請を目指します。

 また、最初に申請した時と初診日が別の日になる可能性もあり、そのような場合には再申請することも考えられます。

 初診日が別の日になることによって、納付要件を満たしたり、初診日が厚生年金の加入期間になることによって3級の障害厚生年金が受給できることになることもあります。

 ただし、初診日は申請者が任意に決められるものではなく、根拠が求められるため、専門家に相談することをお勧めします。

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